那覇市の地名 ~若狭とは何か?その1

ばんしゅる

2012年07月21日 08:05





若狭と言う町が最近、好きな町だ。
若狭大通沿いでは無く、公民館のある中筋(なかすーじ)なのだが、王朝期からある商店街
であり、新旧交じり合った佇まいと街路樹の見事さが堪らないのだ。
この道は、辻(ちーぢ)から夫婦瀬(みーとぅじ)まで続いている。
是非、歩っちゃ歩っちゃして、何がしかの発見をして欲しい。





その若狭も激変の波が激しい。うみそらトンネルの接続道として、若狭中通りが拡張された。
画像は、拡張工事中の頃のもの。

馴染みのある景観が、無くなってしまったのは残念でならない。
泊大橋開通前なんかは、ただの6m道路だったし・・・。

ところで、うみそらトンネルと言う名前だが、もっと何とかならなかったのか?
平仮名で「うみそら」。女子供向けに親しみやすい名前にしました的な、行政の思惑が窺い知
れて、気持ち悪い。

ここは男らしく、「那覇港海底トンネル」と潔く名乗って欲しかった!(笑)

さて、若狭と言う地名の意味だ。
沖縄の地名研究者である宮城真治氏の本によれば、方言の「別しー(わかしー)」から来ている
と言う。

つまり東は今の夫婦瀬橋付近がかつての交通の要所で、海越に泊、南下すれば前島・久茂地
松下に分かれる岐路だと言うこと。

西は、西武門(にしんじょう)にて、北は波之上(なんみん)、南は久米(くみ)、西は那覇港・辻と
言った具合の岐路になっていること。

若狭とは、他地域を結ぶ岐路のある地域、つまり「別しー」のことと言うことらしい。

うーん。地名解明を趣味とする僕としては、ちょっと小面白くない。

次回で、自分なりの考えを構築してみようと思う。



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