2012年06月29日
那覇市の地名 ~ 那覇とは何か?2
ナーファが、河川流域の低地だと言うのは、判ってもらえたと思う。
では、ナーファの漢字表記について考えてみたい。
沖縄では、地名と姓には密接な関係がある。
沖縄人の名字=地名なのは常識と言っていい。
ところで、我那覇さんや与那覇さん、玉那覇さんはいるのにそのものズバリの那覇さんは
いない。
きっと那覇さんは、本来の意味の名字を名乗っているに違いない!
じゅんにか!?ww
ちなみに饒波さんや伊野波さんは、実在している。
が、波と言う字に低地を表す意味はない。両者ともに当て字だと言うのがわかる。
ここで、僕が思いついたのが、野原さんだ。
沖縄には似つかない大和的な名字なのが、以前から不思議だったのだが、多分、間違いな
いだろう。低地と言う意味にも対応している。
野は、沖縄の音韻変化により「ぬ」とも「な」とも読めないこともない。
原は、沖縄では「はる」「ばる」と読むのは有名なのだが、「はる」と言うと方言では畑の事だ。
つまり、人の手の入った原野が、「はる」になるのだ。
では自然な低地原野は、例えば、高良の「ら」、久部良の「ら」。
更には、饒波・伊野波の「は」「ふぁ」ではないか?
「は」と「ら」を合わせると「はら」。原になるのだ。
沖縄の地名で、国が「くに」「く」「な」となるように、原が「はる」「は」「ら」となっているに違いない。
よって、那覇とは?
野原のことであり、ナーファもしくはヌーファと読むのだあ!!w
うーん。一応、那覇には
・漁場(なば)説
・澪原(みゅーふぁ)=船道説
などがあり、定説は無い。
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Posted by ばんしゅる at 21:33│Comments(0)
│那覇市