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2012年07月11日

那覇市の地名~辻の小地名:ホートゥ山

那覇市の地名~辻の小地名:ホートゥ山



辻のソープ街の真ん中、そのまま波之上宮の参道を渡り、若狭の商店街のある中道がある。
その途中、料亭那覇に入る旧門があるのだが、ここがホートゥ山だ。

現在では、辻の遊郭は元より、辻町を形成した言わば開闢の神様が祭られている聖地となっ
っている。が、そこの碑を見るに移転記念とあるので、ここが辻開闢の地と言う訳ではないよ
うだ。

では、ホートゥ山とは何だったのか?

答えは簡単。ここは、遊郭で働く尾類小達(じゅりぐゎーたー)がお参りに来たところなのだ。

尾類小と言えど、アンマーにこき使われ、また恋すれど悲恋に終わり、元よりどんなにエーキ小
(金持ち)になっても満たされないという境遇だったに違いない。
そう言う人生の辛酸を知る女性達が日々通い、願い、祈り、涙した聖地がここなのである。

尾類小と言えど信仰心はあったようで、自らを葬ってくれる寺院が無い故に今の真教寺を共同
出資して建立したという話もある。

では、ホートゥ山のホートゥとは何か?

何か知らないが、琉球史やら地理関係の人は、ホートゥを方言の鳩の事にして、意味を煙に巻く
傾向がある。鳩?何やが?意味くじ判らんさーw
鳩は、ホートゥあらん。ホートやいびんしがw

ホートゥそれは、女性の陰部のことだ。漢字にするなら臍。へそと子宮は繋がっているので、同じ
表記でも問題無いはずだ。

つまりホートゥ山は女性信仰そのものの聖地だったことになる。
ちなみに遊郭に来るモテたい男達も時折、ここに拝みに来ていたらしいw

そういえばお笑い芸人の雨上がり決死隊に蛍原(ほとはら)と言う名前の奴がいる。
蛍なんて雅な漢字を当てているが、本当は女性の陰部のことに違いない。
女性の陰部みたいな原野とは何か?

湿地帯だ!蛍原一族はどこかの湿地帯から出たに違いないのだ!!w

そんなホートゥ山だが、同名の地名が泉崎にもあった。
泉崎の山手といえば、高名な詩人、吉屋鶴(よしやちるー)を生んだ地、仲島遊郭があった所だ。



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Posted by ばんしゅる at 11:13│Comments(0)那覇市
 
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